面接で取締役と喧嘩するほど調子に乗っていたUくんの話
どうも、調子に乗っているうるぞーです。
調子に乗っているみなさん、これまでに挫折や失敗をしたことがありますか?
僕はガラスみたいに繊細なメンタルをしているので、少しダメージ食らうとすぐにヒビが入ってしまいます。
凹んでしまったりイライラしてしまったり、無気力になってしまったりしてどっと疲れてしまうんです。
他人事だと思うことに関しては
なんだよそのくらいかよ、別に気にすることないじゃん
と思えるのに、自分のことになると
もうダメだ、人生終わりだ
なんて思っちゃうから不思議です。
今回はそんなガラスのメンタルを持っている人は挑戦して失敗し、そして強くなる話をしていきます。
- ガラスメンタラーの始まりと終わり
- 1. 自己啓発本をたくさん読む
- 2. 周りの人と自分を比較する
- 3. 偉そうなことを言い始める
- 4. ITベンチャー行ってみる
- 6. 一社から内定を貰い、調子に乗って起業をする
- 7. ガラスが砕け散る
- 【まとめ】ガラスのメンタルは壊してこそ強度が増す
ガラスメンタラーの始まりと終わり
自分は強度の硬いガラスのメンタルを持っている!と思っていても、それって実はメンタル強いわけではないんですよね。
衝撃を与えられたり、地面に落とされると割れてしまうのがガラスです。
超音波で振動を与え続けるとガラスが割れるのをご存知ですか?
これと同じで、ガラスメンタラーは毎日毎日ストレスが蓄積したり不安が積み重なると粉々になるのが特徴です。
そんなガラスメンタラーの始まりと終わりをストーリーにしました。
設定はとある学生のUくんとして話を進めていきます。
1. 自己啓発本をたくさん読む
Uくんは自己啓発本が大好き。
読めば読むほどやる気がみなぎってきます。
まるでポパイがほうれん草を食べた時のように。
自己啓発本って、だいたい最初に著者の苦労話とか描かれているじゃないですか。
「借金1,000万から復活して今では大金持ち」とか、
「ミスをしたら○千万の損失が出るなか、結果を出した」とか、
「事業の失敗、家庭の失敗から乗り越えた」とか。
こういう類の話を読みすぎて、そのくらいのことは普通だなんて思ってしまうんですよね。
自分が体験したわけではないのに何度も何度も似たような自己啓発本を読むもんだから
はいはい、また借金ストーリーね。自分もその立場だったら余裕で返済できるっしょ
と思ってしまうわけです。
このポジティブさ、大事だとは思うんです。
本を読んで、
やっぱ独立は危険だな、、、やめよう
と新しいことに一歩踏み出せなくなるのはもったいないから。
多少自意識過剰だったとしてもアクションできるように自信を持つことは大事です。
だけどこれが当たり前になりすぎると
別に自分も同じ立場になったら解決できるわ
と思うようになるわけですね。
あぁ恐ろしい。
2. 周りの人と自分を比較する
自己啓発本を読んだら自分に自信がついてやる気も出てきます。
よっしゃ、俺ならできる。Yes I Can
と調子に乗ってくるんですよね。
そして自分の周りにいる人と自分を比較してみるわけです。
あの人よりも自分は○○が優れている
この人は失敗しているけど自分ならこんな失敗しない
と、自分で勝手に調子を乗せていきます。
そして自分は優秀だ!と思うようになってガラスのメンタルの構築が始まっていきます。
ここまできたらメンタル構築はほぼ完成です。
3. 偉そうなことを言い始める
自己啓発本を読んで上辺だけの知識をつけ、自分の周りの人と比較して自分が優秀だと思った後に出る行動といえば「偉そうな発言をする」ということです。
それって○○なんじゃない?
とちょっとずつ偉そうに発言していきます。
それが評価されたときに、どんどんと勘違いしていくんです。
僕は優秀だ!今の僕なら何をやっても成功する
自分では体験してないことばかりなんですけどね、知ったように語るわけです。
天狗です。まるでデスノートのキラのように。
偉そうなことをどんどんと言い続けると、次第に決意を固めます。
そうだ、起業しよう
と。
だけどまだ起業はしません。とりあえずITベンチャーに行ってみるのです。
4. ITベンチャー行ってみる
- 自己啓発本を読み、
- 人の相談に乗って感謝された
この二つを理由に起業を考えますが、ビビリなのでいきなり起業はできません。
そのためITベンチャーにインターンの面接を受けにいきます。
自己啓発本を読んで身につけた知識と、アドバイスしてつけた自信によって、態度だけはでかくなります。
やる気めっちゃあります!よろしくお願いします!
気持ちが高ぶっていて自分はキラだと思っているので、面接は結構通過します。
そして晴れて、ITベンチャーでの仕事が始まります。
これで僕もITベンチャーの仲間入りだぜ!ふっふー⤴︎
もちろん今まで仕事をしたことがないのでなかなか上手くいかないこともあります。
ですがUくんはやる気に満ちあふれているので、
自分が失敗するわけがない
と諦めずに挑戦し続けます。
その姿勢が評価されて、次第に社員さんから褒めてもらえるようになりました。
褒められると天狗になってしまうUくんは有頂天。
どんな企業に行っても絶対活躍できるわ、余裕〜
そしてインターンながらも調子に乗りに乗って、いろいろ意見を発言したり提案したりをし続ける日々。
インターンを1年続けて、自分はなんでもできる!と自信過剰になりインターンを終了。
最後の送迎会で社長に言われた一言がこちら。
お前世の中舐めとるから一度失敗しろ
そこから荒ぶれた就職活動が始まります。
5. 最終面接で取締役と喧嘩する
インターンしていたベンチャー企業から「お前生意気だけどうちに来てもいいよ」という言葉をもらっていたUくんはさらに高みを目指してみるべく、就職活動ではベンチャー企業を受けまくります。
受けた企業はみんなが絶対に知っているIT企業。
倍率が高い企業を中心に受けていくUくん。
自信過剰なUくんは自分を試してみたくなりました。
誰よりもわけのわからぬ自信に満ち溢れていたUくんは1次面接を次々と突破。
御社に入社したら即戦力です、採用しないと損です
と胸を張って答えるというナルシストぶりを発揮するUくんは2次,3次とどんどん突破していきます。
そして迎えた最終面接。
Uくんは史上最大の失態を犯します。
正直に申し上げます。御社の主力サービス○○はこれからどんどんと衰退していくと思います。そうなった際の今後の展開を教えてください
これにブチギレた取締役の一言。
そんなことを考えている人はうちには必要ない
ここから雰囲気はどんどんと悪くなり、面接もギクシャクしていました。
そして数日後にお祈りメールが届きました。
「優秀ではありますが、うちの社風には合わないため見送ります」という内容。
Uくんはここまで順調だったので、ガラスにヒビが入りました。
なぜだ、なぜ落ちたんだ・・・
アホなUくんはなぜ自分が内定をもらえなかったのか理解できていませんでした。
それからまた別の会社で最終選考を受けるも、面接官である取締役の機嫌を損ねることを言ってしまい、お祈りメールが届きました。
また不採用だと・・・なぜだ
Uくんのガラスにさらにヒビが入りました。
6. 一社から内定を貰い、調子に乗って起業をする
しばらくして、Uくんは自分が一番興味のあった会社から内定をもらうことができました。
嬉しい〜。まぁ僕はもらって当然だけど
と無くしかけていた自信を取り戻しました。
その頃、知り合いの人に起業の話を持ちかけられたでUくんはチャレンジに出ます。
内定もあるし起業するか。まぁどうせ余裕だけど
そしてガラスメンタル崩壊への道へ走り出しました。
7. ガラスが砕け散る
これで僕も年収1千万は硬いな
2人で起業したUくんはプログラミングを勉強したことがあったのでエンジニアとして働き始めました。
作るのはWebで出欠席を管理をするBtoB向けのサービス。
Uくんは今まで自分でプログラムを書いてサービスを作ったことがありません。
そこで本屋さんに行ってプログラミングの本を買い、独学で勉強を始めます。
プログラミング経験があるとはいえ、Webは難しい知識ばかりです。
原因のわからないエラー画面に向かう日々を過ごしていると、だんだんとガラスのハートに振動が加わってきました。
やばいめっちゃしんどい。苦しさしかない
お金がないのでプログラミングスクールに通うこともできません。
頼りになるのはGoogleだけ。
周りに聞ける人がいなかったので自力でなんとかしていきました。
そして半年をかけて、挫折しながらも一人でサービスを開発してローンチすることができました。
よし、ようやくサービスが完成したからお金が稼げるぞ
と思っていたUくんですが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。
営業に行っても自分が一生懸命作ったサービスを使ってもらえないのです。
ここでガラスのハートは割れました。
貯金を切り崩して開発に半年間もかけていたので、その半年間は一切給料はありません。
数十万あった銀行残高が数万円になっていました。
なんで一生懸命作ったのに売れないんだ・・・これじゃ生活していけない
調子に乗りに乗っていたUくんですが、ここにきて大きな挫折を経験します。
初めて目の前が真っ白になり力が入らなくなったのです。
あれだけ自己啓発本を読んで、「自分なら余裕で乗り越えられる」と思っていたUくんですが、いざ自分が経験してみると自分が無力であることを痛感しました。
それからUくんは少しずつメンタルを再構築し、起業を続けながらクラウドワークスなどで食いつないでいくようになりました。
そして少し謙虚になったUくんは自分が身につけたプログラミングスキルで稼げることに気づき、内定を辞退して自分がやりたいことを道を選びましたとさ。
【まとめ】ガラスのメンタルは壊してこそ強度が増す
さてさて、Uくんのストーリーはいかがだったでしょうか。
お気付きの方もいるかもしれませんが、、、
Uくんの正体は・・・
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・
うるぞーです
ここに書いたストーリーは僕の実体験で全て実話です。
今でもガラスのメンタルではありますが、少しずつ強度が増してきました。
学生のうちに失敗してこれてよかったなと思っています。
僕はまだまだ全然ダメダメだということに気づけました。
失敗することで学べることは多くありますね。
何度でも起き上がってこれるマトリョーシカメンタルの人はそう多くはないです。
ガラスのメンタルの人はたくさんいるはずです。
だからガラスのメンタルを代表して、僕から一言。
砕け散ってからが正念場。
今はブログチャレンジをしているので、収入という面でガラスのメンタルに振動が加わり続けていますがw、またメンタル砕け散っても復活できる自信があります。
失敗することを恐れずにチャレンジし、失敗して挫折してメンタルをぶっ壊していきましょう。
5年経って10年経って振り返ってみたら、きっと良い思い出に残っているはずです。
さぁ、今日も自意識過剰にガンガンアクションしていきましょう!